皆さんは、日本の誇る世界自然遺産、知床(しれとこ)を知っていますか?もしかしたら、名前は知ってる!って方は多いかもしれません。
では、何があって、どんなところで、どんな魅力があるのか?世界遺産に登録された経緯は?このような知識を知っている方って、意外と少ないんですよね。
ですが、知床は、知れば知るほど魅力的な場所。雄大な自然を満喫するにはうってつけの知床を知れば、行ってみたくなるに違いありません。
その時知っておけばもっと楽しめる豆知識なども含め、知床について簡単にまとめます。
これを読めば、あなたは知床博士になれるかも?ぜひ、参考にしてみてくださいね。
★知床の魅力って何?おすすめスポットも合わせて紹介
知床には様々な魅力が混在し、見どころは紹介しきれないほどあるんです。
まさに手付かずの雄大な自然を有する知床の魅力について、おすすめスポットと合わせてまとめてみました。
・海上から自然を満喫
まずおすすめしたいのが、海上からの景観を楽しむこと。方法が二つありますので、簡単にご紹介します。
一つ目の方法は、ウトロコースの遊覧。崖から流れ落ちる、美しいカムイワッカの滝などを臨み、大自然を堪能することができます。
二つ目の方法は、ウトロから反対側の羅臼コースの遊覧。海上を進んでゆくと、イルカやシャチが近寄ってきてくれるんです。クジラが寄ってきてくれることも。
・絶景の中を走り抜ける 知床峠
先程ご紹介した海上遊覧ですが、ウトロから羅臼を結ぶのが知床峠(知床横断道路)です。
景色が綺麗であることは非常に有名で、観光バスも立ち寄るほど。7月上旬でも雪の溶け残りを見ることが出来たり、紅葉の季節には色鮮やかな葉がとても見事。
知床に行くのなら、絶対に外せない絶景スポットです。
・知床五湖
知床の原生林に囲まれた五つの湖の総称が、知床五湖。海外からの観光客にも大人気のこの湖たちは、静かで雄大な自然の楽園とも言える絶景。
ベストシーズンは5〜6月といわれ、溶け残りの雪や花たちが楽園を美しく彩っています。
・夕陽台
夕暮れ時にぜひ訪れたいスポット。ウトロ温泉の高台にあるこの展望台から見える景色はまさに絶景。
オレンジ色に染まるオホーツクの海面が非常に美しく、ロマンチックな光景を生み出しています。
近くには「夕陽台の湯」という温泉もあり、温泉に浸かりながら夕陽を眺める事もできますよ。
★世界遺産登録までの経緯は?
さて、まだまだ数えきれない魅力のある知床ですが、ここで世界遺産登録までの経緯を簡単にご紹介します。
日本に住んでいるのなら、また知床を楽しむのなら、知っていても損は無いですよね。
・世界遺産登録の理由
知床が世界遺産に登録された理由は、流氷が辿り着く島のうち、北半球で最も南の海に位置していること。また、その辿り着いた流氷が、貴重で雄大な生態系をもたらしていることからです。
希少種の存在や原生林の自然植生など、多様な生態系と自然環境が評価されたのです。
とても景色が綺麗なところなので、景観の部分が理由として上げられないのは不思議ですが、それ以上に流氷が育む貴重な生態系に重きが置かれたということでしょうか。
・知床の世界遺産登録までの経緯
2003年5月に、環境省が小笠原諸島と琉球諸島とともに、知床を世界自然遺産国内候補に選定しました。
同年10月、上記の世界遺産登録の理由のとおり、知床の自然環境を評価し、世界自然遺産として推進する方針を固めました。
その後会議や視察を重ね、2004年1月にユネスコへ世界自然遺産推薦書を提出します。そして翌年の2005年5月に、南アフリカ共和国で開かれた世界遺産委員会で、世界自然遺産としての登録が決定したのです。
★まとめ
いかがでしょうか。知床は、雄大な自然と多様な生態系を有する、貴重で美しい島です。
世界自然遺産に評価されたのですから、ダイナミックな生態系の素晴らしさと美しさはお墨付き。
世界遺産といえば、観光地となり人で賑わっているイメージがあるかもしれませんが、知床は違います。いつ行っても、静かで人里離れた大自然を満喫することが出来るのです。
ぜひ、一度は訪れて、その雄大な自然を肌で感じてみてはいかがでしょうか。
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