日本人であれば、だれもが知っている「富士山」という名称。その富士山が世界遺産に登録されたのは2013年のことです。
富士山は古くから日本の象徴的存在として浮世絵や日本人の山岳信仰の対象となってきました。
今回は、そんな富士山の魅力と世界遺産に登録された理由についてまとめていきます。
★大人気スポット、富士山の魅力と見どころ!
富士山と言えば美しい自然とそれが織り成す日本一の眺望が有名ですが、登山中にもさまざまな見どころや魅力があることを忘れてはいけません。
まずは海外からの観光客からも大人気の富士山の魅力と見どころについてカンタンにまとめていきます!
・富士山の魅力と見どころ①登山
富士山には、4つの登山ルートがあり、それぞれ登山を始める起点、登山口が異なります。登山するルートは、自分の体調と体力に合わせて選ぶことができます。
登山にかかる時間は、登山ルートや個人の登山のスピードによって異なりますが、だいたい5時間半~7時間半くらいが目安です。
富士山の登山の何が魅力かと言えば、やはりその雄大な自然を肌で感じることができることや、富士登山でしか味わえないことがたくさんあることです。例えば、富士山頂の噴火口をぐるりと回ることのできるお鉢巡りや、富士山の南東にある絶景スポット、宝永山の噴火口を見ることができる宝永山遊歩道などが人気です。
ですが、これらを味わいたいからと言って慣れてない人が登山するのは危険です。登山の際は準備を万端に整え、登山中もこまめに休憩をとり水分補給をするなど、安全に十分気を付けましょう。
・富士山の魅力と見どころ②雄大な自然とそれが織りなす眺望
先ほどさらっと触れましたが、富士山の魅力と言えばやはり雄大な自然と日本一の眺望です。実は世界遺産としての富士山は、白糸の滝や富士五湖など複数の資産で構成されています。
そのそれぞれが豊かな自然を肌で感じることができるスポットで、心まで現れるような不思議な感覚を味わうことできます。
また、古来から山岳信仰の対象として見られてきたというイメージがあるからか、神聖な空気が流れているように感じますが、どこかやすらぐような不思議な気持ちになります。
一方、富士山自体の自然はというと、実は標高が高くなるにつれて緑が少なくなっていくように感じます。これは「森林限界」とよばれ、富士山の森林限界は五合目にあたる標高2,500mあたりだと言われています。
「なんだ、途中で自然なくなるのか」と思った方、安心してください。富士登山は、頂上についてからが本番といっても過言ではありません。頂上にたどり着けば、そこから見える景色はまさに絶景というほかありません。伊豆半島や奥多摩の山たちを一望でき、それはどこにいっても味わうことのできない日本一の眺望です。
過酷な登山の疲れも一瞬で忘れてしまうような景色は息をのむほど美しく、感動すること間違いなしです。
★大人気スポットの富士山が世界遺産に登録された理由とは
富士山の魅力を紹介してきましたが、ではなぜ富士山が世界遺産に登録されたのでしょうか。
その理由をカンタンにわかりやすくまとめていきます。
・富士山が世界遺産に登録された理由
富士山の魅力である大自然や美しさはもちろん、日本人の富士山に対する信仰や富士山が素晴らしい芸術が生み出された源として世界的に認められたからです。
世界遺産として認められたのは富士山自体のみではなく、その周囲の富士山に関係する登山道や神社までもが構成資産として含まれています。その数はなんと25。その資産それぞれの魅力や価値が認められ、「富士山」という名で世界遺産に登録されたのです。
★まとめ
いかがでしたか。日本人ならば誰もが知っている富士山は、まさに日本の誇る世界遺産の一つです。古来から山岳信仰の対象とされ、多くの美術作品の源ともなった富士山の魅力は、肌で感じるのが一番です。
ぜひ、思い切って登山してはいかがでしょうか。その美しさや自然の雄大さを直接目で見てその身で感じることで、より一層富士山が素晴らしい資産であると実感することができるはずです。登山の際は、十分な準備を忘れずに。
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